びびぱん in ソウル 2007 〜 びびぱんヨン様ツアー2007(仮称) 〜
 
11/23(fri)[2]
 
■ 11/23(fri):2日目[2] 楊州 → ソウル
 

● 各駅停車が好きなのだ

大きく左にカーブしている道を教えてもらった通り10分ほど歩くと、交差点の左手にバスが何台か停まっているのが見えた。近づいてバスに乗り込もうとすると、バスの運ちゃんに、反対車線側のバスに乗るよう促された。どうやらびびぱんが乗ろうとしたバスは到着便で、出発便は向かいの車線のバス停から出る模様。改めて横断歩道を渡り、反対車線のバス停でしばし待つ。
やって来たバスにほかの乗客とともに乗り込んで、「ジュネ・カヨ?」と州内に行くかどうか聞いてから、ひとり1,000ウォン払う。行きはひとり900ウォンだったので、ふたりで200ウォンのおつりをもらえるだろうと思って払ったのだが、おつりはもらえなかった。ボられたのか、それとも運賃が1,000ウォンだったのかは今でもわかりません。
車内では、外の雪景色を観ながら、ぱんだはケータイで今日の朝食のソルロンタンの記事をblogにUP。今回のD○C○M○のレンタルケータイは、カメラの写 りがあまり良ろしくない。いつもと同じ機種なはずなんですが、今回のはハズレです。
バスは無事州内の駅に到着し、自動券売機で切符を買ってホームへ。州内のような田舎のほうが券売機やら両替機やらが近代化されていて(ソウル市内のように500ウォン硬貨しか使えないということもなく)便利なのが不思議でした。

帰りの電車でも例の「傘売りおじさん」はやって来ました。傘の他にも耳あてやフリースの手袋なども売られ、そしておばさんの売り子も初めて見た。彼らは皆同じカートを引っ張っていることから、おそらく組織化されているのだろうと思います。

電車は15時頃ソウル駅着。市廰の駅まで行かなかったのは、ソウル駅のロッテマートで買物をしたかったからです。

● スーパー巡りが海外旅行の醍醐味

ロッテマートはご存知韓国の有名スーパーマーケット。入るといきなり大声のニホン語で「いらっしゃいませ!!」
こういうとき、いつも「何でニホン人ってわかったんやろう?」と不思議に思います。

 
(左)ロッテマートソウル駅店 (右)外国のスーパーが好きなびびぱん

チェーンでつなげられたカートに硬貨を差し込んでチェーンを外すのは予習済みだったので特に迷うことなく、ゴロゴロと買物スタート。
先ず目に入ったのはお酒売場。うわ、ビールがみんなペットボトルに入ってる。これはスーツケースで持って帰りやすいぞと、早速CASS、OBなどの韓国ビールをカートに積み込む。ワインも見ましたが、ポルトガルワインは見つけられませんでした。そのあと、お土産用のお菓子やら韓国のりやらをがっさり買い漁り(その内容はいつも通 り旅行記巻末に予定しているおまけページをお楽しみに)。韓国のりってものすごいたくさん種類があるんですね。悩んでもわからないので適当に買いましたが。それからミン尚宮でおなじみの(?)串焼きが美味しそうだったので、チヂミと一緒に、後でホテルに戻ってから食べようと購入。色とりどりの餅にも惹かれましたがそちらは買いませんでした。
カードで会計をしたところ、タッチパネルにペンでサインする機械に驚く。韓国ハイテクだなあ。

● 雨に濡れて歩く

南大門を観光(迷子になる前)

16時頃ロッテマートを出ると、雨。
重たいスーパーの袋をふたつぷら下げながら(重たいのはビールを買ったのが原因ですが)おりたたみ傘をさしてホテルまで歩く。
はじめのうちはさして苦でもなく、途中南大門をくぐってみたりもしたのですが、次第に、重い荷物、傘、雨、そして寒さが体力を消耗させてきた。しかも途中で道を間違えてしまったおかげで気付けば市廰まで歩いてしまい、雨にぬ れてスーパーの袋をぶら下げたボロボロの格好で、韓国ドラマによく出てくるプラザホテルのエントランスを通 過。道に迷ってなかなか目的の通りに出ることが出来ず、いつしかふたりとも無口に・・・。
結局、ソウル駅から明洞のホテルまで、ぐるうっと大回りで1時間20分も歩いてしまいました。ああ、疲れました・・・。

ロッテマートの串焼きとチヂミ

くたくたになってホテルの部屋に戻り、部屋に備え付けの急須とティーパックで温かいお茶を入れてから、しばしシエスタ。いつも歩きまくるびびぱんの旅にとってシエスタは欠かせませんが、今回はかなり遅めのシエスタと相成る。ロッテマートで買ってきた串焼きとチヂミもいただきました。実はびびんばはこの串焼きとチヂミにはそれほど期待していなかったのですが、意外や(?)美味しくてびっくり。今から思うと、このあたりから韓国では何食っても旨いという気になってきたように思います。

軽くシエスタの後、外もうす暗くなってきたので、夕食に出かけることにしました。今宵の夕飯は、どこで何を食べるかあらかじめ決めていたので出発すると早いです。

● Viva!! タッカンマリ

国民の妹@市廰

市廰から地下鉄に乗って3駅、鍾路5街で下車。ソウルナビでプリントアウトした地図を見ながら、市場の路地のような入り組んだところに、目的の店はありました。

チンオクヘ・タッカンマリ(ソウルナビのURL)。韓国の鶏鍋「タッカンマリ」の元祖とも言えるお店だそうです(カタカナでは「タッハンマリ」「タクハンマリ」などとも表記)。旅行の直前に参加したポルトガルオフ会で知り合ったちかりんさんに教えていただきました。
すでに店の前には地元人の行列が出来ており、期待が高まります。びびぱんも列の最後尾に並びました。

並びながら窓から店の中を覗くと、みんな鶏をトウガラシたっぷりの真っ赤なたれにつけてむさぼり食ってる。辛くないのかな? おともはチャミスルがほとんどの模様。ビールを頼んでいるひともちらほら。なるほど、麺や餅は追加できるんだな、頼むときは手を挙げてアジュマをつかまえて・・・などとお店のローカル・ルールをリサーチ。20分ほど待って店内に案内されました。

座ると同時に鶏1羽が入ったタライのような鍋が運ばれてきて、コンロに火がつけられる。タッカンマリ専門店なので何も言わなくても自動的に運ばれて来るんですな。メッチュ(ビール)はぱんだが注文。トッサリ(餅の追加)は必ず頼もうと思っていたところ、言わなくても勝手に置いて行ってくれました。

 
(左)チンオクヘ・タッカンマリ (右)これが「タッカンマリ」だ!

周りの人たちと同じように、醤油だれにドウガラシとにんにくをたっぷり入れて真っ赤なたれを作ってスタンバイ。鍋が沸いてきたところで、アジュマが置いてったハサミを使って鶏をさばく。いやこれが難しい。さて、いただきます。お味の方は・・・

う、う−−−ま−−−い−−−ぞ−−−!!!(でも辛い。)

いや、いたってシンプルな味なんですけどね。鶏本来の味が忠実に味わえると言うか、鶏好きにはタマラン(でも辛い)。びびんばもぱんだも「蟹無口」ならぬ 「鶏無口」となって、もくもくと夢中で食べ続けました(でも辛い)。
ただしぱんだは作った辛いたれを放棄して、新たにだし多めのたれで食べ始め。びびんばは辛い辛いと言いながら辛いたれで食べ続けました。
一緒に入ってるじゃがいもも旨いし、トックが煮込んでも煮込んでも溶けない。始めのうちは餅なので早く上げないといかんと言っていたのですが、最後まで残っても、もちもち感キープ。

このあたり↑でぱんだの前髪が焦げました(笑)

ふとびびんばが顔を上げると、うつむいて一心不乱に鶏をさばいてるぱんだの前髪が鍋を乗せているコンロに。
「お、おい! 前髪前髪!!」
「え? うわ!!」
あわや大惨事、ぱんだの前髪はチリチリに焦げてしまいました。食べるのに夢中で前髪が燃えているのも気付かないとは、ぱんだの食いしん坊伝説にまた新たな1ページが追加です。

ビールの追加は、手を上げてアジュマが気付いたらビール瓶を持って指を1本出せばOK。麺を追加するときは同じ要領で箸で麺をすするジェスチャーをすれば伝わります。遠いし、何より店内はにぎやかなので叫んでも聞こえないんですね。
隣の席は若い韓国人男性1人とニホン人の女性3人のグループだったのですが、韓国人男性の鍋奉行っぷりが凄まじかったことを書き記しておきます。

鶏を食べ切り、麺まで完食してごちそうさま。いやあ、ビールは何本飲んだろう。
そして驚くことに、ここでもカードで支払ったのですが、あんなに食って飲んで、全部でたったの23,000ウォン。や、安っすう〜。

いやあ「チンオクヘ・タッカンマリ」、素晴らしい! またソウルに行くことが出来たら、必ずリピートしようと心に決めました。

ぱんだのblog (現地からUP) >>

● 余韻にひたっちゃう

午後の疲れも有意義な夕食ですっかりリフレッシュ。雨もすっかりやんでおり、帰りは東大門から地下鉄に乗りました。お店の場所は鍾路5街と東大門のだいたい真ん中あたりだったんですね。

 
(左)夜の東大門 (右)すごいセンスのネクタイ屋

 
(左)「らめん」はマカオにもありましたね (右)「チーケ」って?

国民の妹@明洞
ホテルの近くのスタバでエスプレッソフラペチーノを買い、部屋に荷物を置いてから、ホテルの19階(フロントのあるフロア)のビジネスコーナーでしばしインターネット。ここには無料で使えるWindows PCとレーザープリンタが用意されていました。PCは3台しかないので競争率は多少高いですが、無論ニホン語フォントも入っており、ネットサーフィン程度には困りません。おかげさまで、フィギュアスケートのグランプリシリーズ・ロシアカップ(キム・ヨナ@国民の妹も出てた大会)の試合結果 を知ることが出来ました。

ぱんだは今夜はシャワーを浴びてから、しかしびびんばは今夜もシャワーの前にチンボツして寝てしまいました。やはりお疲れモードか。

 
 

(びびんば 2008/01/30)