びびぱん 澳門(ほんとうに)くいだおれツアー 2010-2011

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2010/12/31 星期五

7時起床、8時半頃からモンハのレストランで朝食。

澳門にかぎらず、びびぱんは旅行中はとにかく食べたいものが多いので、どうしても食事の回数が足りなくなってしまいます。
そういう場合、普通だとホテルの宿泊費に朝食代が含まれていたとしても、ホテルの朝食をパスして朝から外に食べに出たりするものですが、モンハに宿泊した場合はそれだとちともったいない。なにしろモンハの朝食ビュッフェは美味しいのだ。
なので、モンハに泊まると毎朝朝食はホテルでいただくことに。
ただし、ここで食べ過ぎてしまうと午前中の食べ歩きに響いてしまうので、控えめに食べることをお忘れなく。

ということで、モンハでの朝食は腹7分目くらいにしておいて、街へと出発。
先ずは、 モンハからも歩いて行くことが出来る、びびぱん御用達のスーパーマーケット、新恵康超級市場をチェック。ただし この時点ではまだ何も買いませんでした。
新恵康超級市場の近くのバス停でバスに乗り、新馬路方面へ。

先ずは前回も行った豆腐花のお店、李康記豆腐花へと向かいました。道すがら、後ほど探して歩くつもりにしていた「商人巷」という路地を偶然発見。

で、 李康記豆腐花の前までやって来たのですが、基本的にローカルなお店なので入るのにちと勇気がいる雰囲気。
前回もそうでしたが、結局店に入らずにそのまま通り過ぎてしまいまった・・・。

その代わりに、通りかかった馬里奥(チェーン店のパン屋)で鶏批(ガオパイ)と葡撻(パステイシュ・デ・ナタ=エッグタルト)を買い、聖ドミニコ教会の前に座っていただきます。これがこの日の初おやつ。
鶏批は、今回の旅行でぱんだが楽しみにしていたもののひとつ。パイ生地の中にチキンとホワイトソースみたいなものが入っていて、旨い!
いっぽうの馬里奥のエッグタルトは、前回も食べたけど、びびぱんの好みよりもちょっと甘めという感想。

さて、この日の午前中は、びびぱんがいつも楽しみに見ているテレビ番組『世界ふれあい街歩き』の、澳門の放送回と同じルートを歩いてみようという企画を予定しておりました。
先ずはスタート地点の聖ポール天守堂跡へ。
聖ポール天守堂跡は、相変わらず大陸からの観光客のひとだかりで少々うんざり。
あと、今年、中国政府から澳門にパンダが贈られたということで、土産物屋はパンダ一色。また、聖ポール天守堂跡に限らず、観光地や繁華街にはパンダの人形だらけでした。しかも中途半端にかわいい(かわいくない)パンダ・・・。

気を取り直して、『街歩き』のスタートです。

途中までは順調に『街歩き』と同じルートを歩いていたのですが、番組だと途中編集が入るので道がつながらない。商人巷という通 りが見つからず、迷ってしまいました。先ほど、李康記豆腐花に向かう途中に偶然見つけた通 りなのに・・・。
そこで、もう一度李康記豆腐花まで戻ってもと来た道を戻ってみることにしました。

李康記豆腐花の店の前まで来た時に、このまま豆腐花を食べないで帰ったら後悔するな、と思い、意を決して入店することに。

店のおじいちゃんとおばあちゃんは、何か変な観光客が来た、という表情。
びびぱんは開き直って豆腐花をふたつ注文。
昨年は店のおばあちゃんに、練乳はいるのかと身ぶり手ぶりで聞かれたが、今回は何故か聞いてくれず・・・。
でもおいしかったのでよしとしよう。

引き続き『街歩き』で歩いていた路地を探し歩いていると、マウンテンバイクを何台も持っているランニングシャツのお父さんの家を発見。この家浸水するから冷蔵庫が一段高いところに置いてあるんだよな。

お父さんの家を通り抜け、路地をあっち行きこっち行きしてるうちに、ようやく商人巷を発見しました。
しかしテレビとは逆方向に歩いているような気がする。まあいいや。
『街歩き』では、電器屋のおやじがブラウン管のテレビをドライヤーで乾かしていたっけ。

商人巷を通 り抜けたところ、 以前から行ってみたかったのだけれど、今まで1度も行く機会のなかった、古い通 りである十月始五街に出ました。
澳門のひとたちの普段の暮らしが目につく、華やかさはないけれど落ち着いたストリートです。

十月始五街を通り抜けると内港へと出ました。ああ、この埠頭あたりも『街歩き』に登場していたなー。つまり十月始五街は『街歩き』ではカットですか(笑)

さて、そろそろ昼食にしよう。昼食は、澳門に来ているのでもちろん飲茶でしょう!
前回も行って美味しかった、新麗華酒店(ホテルシントラ)まで歩いて向かうことにしました。
途中、新馬路にある「cerejeira」というショッピングモールに寄り道し、昨年ぱんだが買わなかった「HIROSHIMA」のバッグをチェック。
昨年cerejeiraに入っている別の店でHIROSHIMAよりも安いバッグを買ったのだが、だいぶへたってきているので、今年こそはHIROSHIMAを買おうと心に決めている模様。

新麗華酒店に到着。1階(ニホンで言う2階)の入口で係の女性に「ディムサム。」と伝えたが、広東語と英語で何やら言われる。どうやら、飲茶は予約がなければダメだということだけわかった。ガーン。昨年は予約なしでも入れてもらえたのにー。残念。

他の店の飲茶にしようかとも思いましたが、すでにかなり空腹のびびぱん。仕方がないので今日の飲茶はあきらめて、前回美味しかった焼鶏(シウガイ)の店「陳光記飯店」へと向かうことに(正確には鶏ではなくガチョウとアヒル)。

前回陳光記に行った時は地元人であふれかえっている印象でしたが、今回は大陸からの観光客が多い印象。メニューも普通 語(北京語)のものが増えていました。
びびんばは昨年と同じくご飯乗せ、ぱんだは麺乗せ(撈麺)を指差して注文。しかし、ぱんだにやって来たのは湯麺でした。湯麺でも美味しかったからいいけど、ぱんだはやはり撈麺が食べたかったみたいです・・・。

陳光記を出て、すぐ近所にある葡撻(パステイシュ・デ・ナタ=エッグタルト)の有名店マーガレット・カフェ・エ・ナタへ。びびぱんは澳門では毎回行ってますな。
ここでは エッグタルトを4つ購入。あまり並ばずに買えました。出発前に観た、料理研究家のコウケンテツ氏が澳門に行くテレビ番組にも登場していた、店主のマーガレットさんもお店にいました。

エッグタルトを持ってバスに乗り、TDM(モンハの最寄りのバス停のひとつ)まで。
バス停の斜向いにあるスーパーマーケット「來來超級市場」(通称ロイロイ)をチェック。このときはやはり何も買わず、です。

モンハに戻って、荷物を置き、2時間ほどシエスタ。びびぱんはよく歩くので休憩も必要なのです。

部屋に置いてあったインスタントコーヒーを煎れて、先ほどマーガレットさんのお店で買ったエッグタルトをいただきました。

さて、この日の後半戦、先ずは今夜の買い出し。

今夜は大晦日。昨年と同じように、ホテルの部屋でワインでも飲みながらカウントダウンを楽しむことにしたのだ(昨年はスイートでしたが)。
朝イチでチェック済の新恵康超級市場に行き、ヴィーニョヴェルデ、生ハム、チーズ、洋梨、パン、そしてお土産用のバカリャウ缶 を8個買い占めることに成功。

いったんモンハに戻って買い出し荷物をおろし、今まで行くことのなかったモンハ山の北側からテキトーにバスに乗って、びびぱんがまだ一度も足を踏み入れたことのない未知のエリア、「関門」付近へ。
中国との国境を見てみたかったのと、まだ澳門に着いてから一度も両替えをしていなかったため、そろそろ手持ちのパタカが心細くなってきていたのでした(ここまで、前回の残りのパタカとクレジットカードで足りていた)。レートが良いと噂の関門周辺の両替商を目当てに、バスを降りてからも方向に迷いながら関門に到着。
ずらっと並んでいる 両替商をいくつかのぞき、一番レートの良かった店でニホン円5万円をパタカに代えました。パスポートとかいるのかと思ってましたが、特に何も言われませんでした。


関門は大きな建物になっており、エレベーターを登ってパスポートコントロールへ。時間に余裕があればパスポートのスタンプを増やすためだけに中国本土まで行ってみてもいいかなと思っていましたが、ちょうど夕方で中国に帰るひとたちでパスポートコントロールは長蛇の列。一瞬であきらめました。
観察していると、どうやら子どもたちを中国から澳門に越境入学させている親たちが子どもたちを迎えに来ている模様。どうりで関門の周りには小学校が多いわけだ。

関門の地下にある巨大バスターミナル(空気が悪い)からバスに乗り、次なる目的地「旅遊塔」(マカオタワー)へ。
実はマカオタワーの入場料が2011年1月1日から値上がりするという情報をつかんでいたびびんば。2010年のうちにマカオタワーに登ろうと心に決めていたのでした。

マカオタワーの チケット売り場では、ニホン円の1万円札を握りしめたニホン人の兄ちゃんが、これでチケット売ってくれ〜という感じで何やらやり取りをしていました(その後両替のためいったん立ち去った模様)。
マカオタワーに登るのは、2006年9月の初澳門以来。そのときは58階まで登ったのでしたが、その上の61階には登ることが出来るのに気付かず、後で後悔したものでした。
今回は61階にも登ることが出来、4年越しの宿題をひとつ片付けたました。

で、マカオタワーと言えば、ニホンのバラエティ番組でもよく登場するバンジージャンプやスカイウォークなどのアトアクション。
こんなのほんとに跳ぶひといるのかなぁと思いながら飛び下り台のある61階に行ってみると、早速スカイウォークを楽しんでいる家族連れが。
そして、バンジーの飛び下り台を見に行くと、お、いまから誰か跳ぶみたい。お、さっきの1万円札のニホン人の兄ちゃんもいるぞ。彼はバンジー目的だったか。
バンジーで飛び下りたあとを見ようと思って急いで58階に降りてガラスにへばりついてスタンバイ。すると・・・。

落ちた。一瞬でした。

バンジーのロープは太いながらもかなりほつれが目立つ。そのうちちぎれるんじゃないだろうか・・・。

下界の景色は夕焼けから、ネオンの光がまぶしくなりはじめる薄暗い空へと徐々に移り変わる時間帯で、ちょうど良いタイミングでマカオタワーに登ることが出来ました。マカオタワーに登る時は夕方がオススメです。

4年振りのマカオタワーを堪能して、バスで新馬路方面へ。しかし新馬路への直通 のバスではなかったのか、媽閣廟(マーコーミュウ)のバスターミナルで一旦止まり、もう1区間分の料金を払わされた(もちろん澳門通 で)。途中で降りていった同じバスに乗っていたおっちゃんは、言葉もわからないびびぱんに、「このまま乗ってたら新馬路まで行くから!」と何度も親切に教えてくれました(多分)。ほっこり。

新馬路から聖ポール天守堂跡手前の大炮台街まで歩き、胡椒餅を買い食い。
台湾で有名な胡椒餅が食べれる唯一のお店、やはり外すわけにはいきません。

・・・ 熱っ!!(肉汁が)

大晦日の今夜は、先ほど書いたとおりモンハの部屋で飲む予定なので、夕食は軽めに。
新口岸にある魚丸麺(魚のすり身団子入り麺)の有名店「武二」(モウイー)へ。澳門本『ノスタルジック・マカオ』にも紹介されていたお店だ。

その前に、ぱんだが『地球の歩き方』に載っていたという韓国食材の店に行ってみたいというので寄ってみたが、閉店していた。あかんやん『歩き方』・・・。

武二に到着。びびぱんが店に入ると、店員たちががまかないを食べているところでした。びびぱんが座ると、男子高校生の集団もやってきてがやがやと着席。安くて美味しいローカルなお店だということでしょう。びびぱんは米麺をチョイス。
魚丸がぶりぶりしていて美味しい。
でも麺の上に乗ってる野菜が塩素臭かったような気がする・・・。次回、もういちど同じものを食べて確かめたい。

8番のめちゃ混みローカルバスでモンハに戻り、入浴後にふたり宴会。

今日行ったマカオタワー前特設会場で行われているカウントダウン・イヴェントの様子や、ニホンの『紅白歌合戦』などを流し見ながら、気付けばソファーでうとうと・・・。

目がさめた時には、すでに年が明けていました。あけましておめでとうございます・・・。

(この日のぱんだの歩数計の数字は「21531歩」でした。)


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(びびんば 2011/2/26)