2004年5月3日(8日目)
リシュボア(リスボン)

とうとう最終日です(涙)。
昼過ぎにはポルトガルを後にし、帰国の途につきます(涙)。
いろいろあったけど楽しかったなあ。1週間以上の日程があっという間でした…。

この日は出発までに買い物に行こうと、ホテルでのいつもの朝食バイキングの後、添乗員のIさんやツアーの皆さんとタクシー2台に分乗して出かけました。
朝食バイキングでは毎日のように "アグア・コン・ガス"(炭酸入りミネラルウォーター)を飲み、すっかりハマってしまったびびぱんズです。
生ハムも毎朝固まりで食ったなあ…。日本ではありえへんわ。

さて、買い物に出かけたのは "エル・コルテ・イングレス" というショッピングセンターです(サイトはこちら)。
2日前に(歩いて)出かけた "アモレイラス・ショッピングセンター" も大きかったが、こちらもなかなかの規模。
10時開店というIさんの情報を元に出発したのですが、10時を過ぎてもゲートが開く兆しがない。
いくらいいかげんなポルトガル人とはいえおかしいと思い、うろうろしていたビルの警備員さんに聞きにいってもらったところ、開店は11時とのこと。
仕方がないのでみんなでカフェに入り、11時まで待ちました。
Iさんは責任を感じたのか、コーヒー代を出してくれましたが、悪いことしたなあ。
びびんばは、ビッカ(エスプレッソ)に砂糖を多めに入れて最後に残った砂糖をすするというポルトガル流(?)の大好きな飲み方を、ぱんだは相変わらずカフェオレ(メイア・デ・レーテだっけ?)を飲んでました。

11時を5分ほど過ぎた頃、ようやくゲートが開いたので早速入店しました。
びびぱんズの目的はポルトガルな食材(缶詰めなど)と、ポルトガルワイン。
1階のスーペルメルカードで、限られた時間を有効に使うため、2手に別れてめぼしいものを集めまくる。食材はぱんだ担当、ワインはびびんば担当。
結局、チーズ、アンチョビ、チョコレート、ヴィーニョヴェルデの赤と白1本づつ(共に1リットル瓶!)、スパークリングワイン1本、CAVAのロゼ1本(ポルトガルじゃなくてスペインやん!)という収穫でした。
生ハムの固まりは日本に持ち込めないらしく、事前にIさんに止められました(笑)。

ところで今回の旅行、2人で借り物のスーツケース1つという、1週間以上ヨーロッパに行くとは思えない非常におきらくな荷作りで出発したのですが、出発前に知り合いから「スーツケースは2ついるで!」と言われておりました。
それを「いらんいらん、そんな持って行くもんないもん。」と取り合わなかったびびぱんズでしたが、ここへ来て、ようやくその意味が分かりました。

おみやげが入らない…。

そして、飛行機に乗せるスーツケースに重量制限があることすら知らなかったびびぱんズです。
しょうがないので、エル・コルテ・イングレス内のスポーツショップで安いボストンバッグを購入しました。
かさばる荷物(カタプラーナ3つ、ワイン等)はこちらに詰め込むことにして…。

タクシーでホテルに帰り(往復のタクシー代は、「若いんだから。」と同乗したツアーの方達が出してくれました)、あわてて荷作りをし、結局旅行中ずっと一緒だったパウロのバスでリスボン空港へ。
別れ際にパウロがびびぱんズに英語で何か言ってくれましたが、よく聞き取れませんでした(泣)。
Japanなんとかとか言ってたから、「無事日本にたどり着ける様祈ってる。」とか言ったんだと勝手に解釈しておきました。

リスボン空港は、ポルト国際空港と比べると、まだにぎわってる感じがありました。
さらにおみやげ屋に入り、ポルトワインの入ったチョコレートや、"ロック・イン・リオ・リシュボア" というロック・フェスティヴァルのTシャツを購入(これね)。
空港に自動小銃を持った兵隊が普通にうろうろしていたのが印象的でした。
こういうところで、「あ、外国なんだなあ。」と改めて思ったびびんばです。

そんなこんなで、14時40分、ポルトガル航空356便でポルトガルの地を離れました。
さらばポルトガル!
また戻ってくるで! Amor!

 

OUTRO.

その後、ロンドンのヒースロー空港でトランジットしたのですが、その空港の余りのでかさに、「ああ、ツアー客で良かった…。」と心底思ったびびぱんズです。
そして、将来ポルトガルに個人旅行をする際も、ヒースローでのトランジットだけは避けようと心に決めました。
きっと迷子になってると思います。
ヒースローではチェックインにかなり待たされ、ぱんだはイギリスみやげを買いに抜け出したところ、順番がまわって来てもぱんだは戻らず、危うくぱんだだけロンドンに置いてけぼりになりそうでした(ほんまにギリギリでした。この旅行最大の危機はここだったかも)。
JAL422便で関西国際空港まで約12時間の帰路。もうひたすら寝てました…。

追記1:
ポルトガルで3キロほど太ってしまったびびんばの腹を見て、「哀愁を感じるわ。」とぱんだ談。
それ以降、びびぱん家では贅肉のことを「サウダーデ」と呼ぶようになりましたとさ。

追記2:
添乗員のIさん、現地ガイドのNさん、アマリアちゃん、運転手のパウロ氏、そして同じツアーの皆さん、大変お世話になりました。
皆さんのおかげで楽しい旅行になりました。
特にIさん、わがままばかり言ってご迷惑をおかけしました。

追記3:
ポルトガルに発つ直前に亡くなった私びびんばのおばあちゃん、あなたから「これで新婚旅行に行きなさい。」と頂いたたくさんのご祝儀で、吾々はポルトガルに旅立ちました。
ありがとう。
吾々は元気でやってます。
どうか安らかに。

Fim.

 

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出発の朝、ホテルの部屋から…

国営ポルトガル航空のエアバス@リスボン空港

さらばポルトガル!