びびぱん in 澳門 2007 〜 ポルトガルの面影を求めてマカオふたたび 〜
 
5/3(thu)
 
■ 5/3(thu):1日目 大阪 → 香港 → マカオ
 

● 香港からマカオへ

ぱんだは出発前に整骨院で置き針をしてもらっていたのですが、出国手続きのときにそれが引っかかってブザーが鳴ったら旅行記のネタになって面 白いのになあ、と思っていたびびんばの目論見を余所に難なくスルーしたことを残念がったり、香港までのフライト中に缶 ビールを3本も呑んだのにプレミアムモルツが当たらなくて訝しがったり、そんなことをしてる間に、13:35(ニホン時間14:35)香港国際空港へ到着。ヨーロッパと違って近いのが良いです。

香港国際空港から直接マカオに発着しているターボジェット・シーエキスプレスのチケット売り場は、入境審査のゲートの手前左側にありました。スーツケースがある場合、1時間前までにチケットを購入しないといけないので(荷物がなければ30分前でOK)、飛行機を降りてからチケット売り場まで、かなり長い距離を走りました。パスポートとバゲージタグを見せ、15:15発の船のチケットをクレジットカードで購入。これにより、いったん香港に入境する必要もなく、ニホンで飛行機に預けたスーツケースもピックアップしてくれて、直接マカオに行くことができるので楽チンです。

時間までは、10番ゲート前の待ち合いフロアにて、ぱんだは船酔い対策のためびびんばが間違って買って来た小児用のいちご味の酔い止め薬を1.5倍飲んでみたり、ガイドブックなどを見ながら時間をつぶしたりして過ごして、ゲートに「澳門」のプレートが出されたら、フェリー乗り場までのバスに乗り込みます。このゲートからはマカオ行き以外にも深圳行きの便が出ているので、間違えないように乗り込みましょう。

 
(左)香港国際空港内の10番ゲート (右)フェリー乗り場までのバスの車中

バスでガタゴトと空港の外れの外れまで連れて行かれ、まだ工事中のフェリー乗り場からターボジェット・シーエキスプレスに乗船。15:15、船は香港国際空港を出発しました。

 
(左)この船でマカオへ向かいます (右)乗船時はこのステッカーを身につけましょう

昨年と同様に、ターボジェットは波しぶきを上げ、かなり揺れる。船酔いぱんだは、小児用やけど効くかなあ効くかなあ、とつぶやきながら早々に眠りにつき、夢の世界へ。

● おひさしぶりのマカオ〜ホテルにチェックイン

16:05、船はマカオフェリーターミナルに到着。おお、金沙娯楽場 (Sands/サンズ) だ、フィッシャーマンズ・ワーフだ、8ヶ月振りのマカオ、なつかしい!

中国大陸からの観光客がもんのすごく多くて、人でごった返していた入境審査を何とか通 り抜ける。ニホンで預けたスーツケース2つも無事受け取ることが出来て、ようやとフェリーターミナル外のタクシー乗り場に並ぶ。タクシーは次から次にやって来るので無問題です。
それにしても、人大杉。前回は9月でマカオ中閑散としていたイメージがあったのですが、今回は5月で、ニホンはGWですが中国もどうやら連休らしくて、本当に人だらけでびっくり。

タクシーは予約しておいたホテル、望廈賓館 (Pousada de Mong-Há/ポウサダ・デ・モンハ) に到着。マカオフェリーターミナルから36パタカ(MOP)(=約36香港ドル(HK$)=約540円)でした。
メーター料金にスーツケース料金が加算されていると勘違いしてタクシーを降りようとしたら、運ちゃんすごい剣幕でどなり出した。はいはいすいませんでしたー。

タクシーが止まった目の前の建物がホテルだと思い込んでスーツケースを引っ張って入って行き、そこにいた人に「予約していたのですが・・・。」と話しかけたところ、その建物は旅遊學院のオフィスで、そこから少し坂を下ったところにあるホテルまで案内されました(汗)

はい、こちら(←)が本当のホテル、ポウサダ・デ・モンハですね(笑) 入口の黄色いテントが目印です。

確かすでに17:30頃になっていたと思いますが、フロントの学生さんの流暢な英語にドキドキしながら何とかチェックインを済ませ、101号室へ。
部屋までの通路にはそこかしこにアズレージョが見られ、いかにもポルトガル風です。
もしもマカオでホテルにポルトガル情緒を求めるのならば、高い料金を支払ってポウサダ・デ・サンチャゴなどに泊まるよりも、よっぽどコストパフォーマンスに優れていてオススメだと思います。

 
ホテルの通路でアズレージョが輝くポルトガル風スペース

 
(左)101号室入ってすぐの部屋 奥は洗面所とトイレとシャワー (右)奥の寝室

101号室の部屋は広いタイプで、2部屋ありました。入口すぐの部屋には荷物置きとライティングテーブルがあり、LANも来ていました(Macを持って行かなかったので使いませんでしたが)。奥は洗面 所とトイレ、それから何故かガラス張りのシャワーが。
奥の部屋は寝室で、壁掛けの液晶テレビに冷蔵庫もあります。街歩きの多い吾々にとって、ホテルの冷蔵庫は必需品なのです。

部屋のバルコニーからは緑が見えましたが、目をあげると古びた高層マンション郡も見えるので、ああ、ここはポルトガルではなくてマカオだったんだ、と我に返ることが出来ます(笑)

● 2007年マカオ記念すべき第1回夕食

今回のマカオ旅行初めての食事は、昨年行って美味しかったポルトガルレストラン「新口岸葡國餐」(Porto Exterior) に決めていました。
ホテルの近くの「観音堂」というバス停から12番のバスに乗り(注:乗ったつもり)、昨年泊まった假日酒店(ホリデイ・イン)の次あたりで降りたらオッケーだろうと思っていると、バス内の表示は10A番になっている。他の現地の乗客もそれを見ておかしく思っている様子だった。バスは吾々が思っていた場所を通 り過ぎてしまったので、降りて少し歩いて戻ることに。結局乗ったバスが12番だったのか10A番だったのかは、最後までわからず仕舞で。

昨年は空いていたので店内に通されましたが、今年は混んでいて店の外のテラス席へ。湿度は高めだったけど気温はそんなに高くなく、涼しめの夜風がゆるりと吹いていて、全然不快ではなかったです。

 
(左)昨年撮り忘れたレストランの写真 今年は忘れず撮りました(ぱんだが) (右)蝦のガーリック炒め

 
(左)Arroz de Pato(鴨ごはん) (右)マカオ風バカリャウの野菜炒め

とりあえずヴィーニョヴェルデを頼んで、ポルトガル風のシンプルなパンをつまみながら注文した料理を待つ。
先ずは蝦のガーリック炒め。ニンニクが効いていて最高に旨い。
鴨ごはんは昨年も食べたけど、もはやこの店の定番。表面がこんがりと焦げた米と鴨肉(あひる肉?)、そしてチョリソー。最高に旨い。
そして今回初めて食べたマカオ風バカリャウの野菜炒め(と勝手に命名)。バカリャウと言いながら、干しだらではなくてただのタラでしたが。このときは何で味付けされているのかよくわかりませんでしたが、中華風で最高に旨い。

そんなわけでマカオ初めての夕食は、無事、美味しく頂くことが出来ました。しめて339MOP(約5,085円)で、チップ込みで350MOP(約5,250円)支払いました。

帰りも12番のバスに乗ったのですが、何故か、どこだかもわからない暗くてひとけのない終点まで行ってしまったので、仕方なく、近くでタクシーを拾って帰りました(18MOP=約270円)。バスはひとり2.5MOP(約37.5円)と、とても安いのが魅力なのですが、乗りこなすにはもう少し時間がかかりそうです。

ホテルに戻ると、びびんばは疲れと頭痛で、風呂にも入らず眠りにつきました。

 
 

(びびんば 2007/06/20)