びびぱん in 澳門 2007 〜 ポルトガルの面影を求めてマカオふたたび 〜
 
5/4(fri)[2]
 
■ 5/4(fri):2日目[2] マカオ
 

● マカオを歩く 〜買物編〜

食後、いったんホテルに戻る前にセナド広場周辺を軽く散策してみました。この辺りはもう慣れたもんです。

セナド広場の北側、聖ドミニコ広場にある、聖ドミニコ教会の内部への潜入と撮影に成功。
外があまりにも蒸し暑かったので涼みに入っただけなのですが、ところどころに置かれた扇風機が回っていたりして、これもポルトガル(ヨーロッパ)では見かけない風景だなあと思いました。
さすがにひんやりとしていて、幾分かは過ごしやすかったです。

ポルトガルの書籍やCDなどを扱うリブラリア・ポルトゲーザ(Livraria Portuguesa/葡文書局)へ。
この店は前回も入ったのですが、基本的にポルトガルの本はお高いです。
ここではぱんだ御所望のポルトガル料理の本やお土産用の絵本、ポルトガルでは見かけない金色のガロの置物、それから、マカオの街中で見かけるアズレージョの通 りの名前が書かれた標識(必ずポルトガル語と広東語の2言語で書かれている)を模したマグネットを大量 に購入(ほとんど仕入れ)。

セナド広場周辺からちょっと離れて、前回も大変お世話になったスーパーマーケットのパビリオン(Pavilions/ 百利來)へ。
実は先日エスプレッソメーカーを購入したので、この店でポルトガルのコーヒー豆を買うのを楽しみにしていたのですが、見つかりませんでした。あいかわらずビールやワインはポルトガルのものを多く扱っているけれど、何だか昨年よりもポルトガル食材が減ったような気がするなあ。

前回は、マカオを発つ日の朝食をとったカフェ・エ・ナタ(Margaret's Café e Nata/澳門瑪嘉烈蛋撻店)でおやつ。
雨のなかテラス席も満席で、一応屋根(テント)はあるものの雨漏りもしており、座る席を探すのが大変でした。

 
(左)この看板が目印 (右)「座れるかな…?」ぱんだとカフェ・エ・ナタ

ここのエッグタルト(蛋撻)は皮がパリッと焼けていて中のクリームはとろとろ、最高にうまい。ビッカとともに、ばくばく食べてしまいました。

少し歩いてバス停を見つけたので、ホテルの近くまで帰れそうな8番(8A番?)のバスに乗り込む。しかし2つ手前のバス停で降りてしまって、結局歩いてホテルに戻りました。

荷物を置いたらしばしシエスタ。とにかく外は蒸し暑いのでこういう時間を取らないといけませんな。

● マカオを歩く 〜ギア要塞編〜

昨日は気付かなかったのですが、ホテルの冷蔵庫にはポルトガルのミネラルウォーターLUSOのペットボトルのプレゼントが。これはありがたいです。

さて、体力も少し復活したので、再び出かけるとしますか。
今度の世界遺産巡りはギア要塞へ。地図を見るとホテルからも歩いて行ける距離っぽかったので、16:40頃徒歩で出発。

20分くらいでギア要塞のある松山に着いたので、さっそくロープウェイ(松山纜車)に乗ろうと切符売場に行くと、おばちゃんにブワーッとまくしたてられました。どうやらロープウェイは動いていない模様。
天気が悪いからなのかそれとも時間が来たからなのかはよく分かりませんでしたが、仕方がないので歩いて登ることに。

ぜいぜい。
この蒸し暑いなかの山登り(?)はきつい。しかも雨で足下がぬかるんでいてけっこう危ない。
ギア灯台に着いた頃にはもうほうほうの体で、しばらく座り込みました。

 
(左)ギア灯台と教会に到着 (右)猫を追いかけて激写 (旅先で犬や猫を見つけるととりあえず追いかけて写真を撮るのがびびぱんの特徴です)

 
(左)今は埋め立てで内陸にありますが昔はここから海だったんでしょうねえ (右)これもそんな灯台の名残り?

 
(左)大砲を目にするととりあえず登らずにはいられないB氏 (右)「こんにちはー。誰かいませんかー?」ごっこをして遊ぶP氏

しかしギア要塞はなかなかの絶景。苦労して登ったかいがありました。これで天気が良かったらもう言うことなかったのになあ。
また苦労して歩いて降りるびびぱん…。

帰り道の超級市場(スーパーマーケット)に寄りました。
「マツユマロ入りチヨユパイ」なる謎のお菓子は買わずに、チョリソーの缶 詰、マカオビール、オリーブオイルを購入。
このスーパーマーケットはホテルから歩いて行けるので、便利で、明日もまた利用することになります 。

● サボテンの花とポルトガル料理とマカオ料理

ホテルに戻り、シャワーを浴びて汗(と雨)を流して着替え、夕食に出かけます。 本日はホテルに併設の旅遊學院教学餐廰(IFT Educational Restaurant)で金曜日のみ行われているディナービュッフェ。このホテルに泊まるのを決めた時から楽しみにしていたのでした。ぱんだはワンピースなど着てオシャレしてみました。

レストランの入口で、いきなり学生さんの係の人に広東語で話しかけられる。今から思うと予約してるか聞かれていたのかも知れませんが、うろたえていると、向こうも広東語が通 じない客であることを理解したようで(笑)奥から教官らしき男性が出て来て英語で案内してくれました。

学校が運営しているレストランでありながらも、かなり高級感のあるレストランだったので、残念ながら写 真を撮る雰囲気ではありませんでしたが、ポルトガル料理もマカオ料理もどれも美味しかったです。

レストランではバンドによる生演奏が行われていたのですが、世界中の音楽を演奏していたみたいで、ある時、聞いたことのあるメロディーが、と思ったら、それはチューリップの「サボテンの花」でした。マカオでも有名な曲なのか、ニホン人客がいたから演奏してくれたのかは分かりませんでしたが。

びびぱん担当の学生さんがワインを開けてくれたのですが、初めてワインをあけるような手付きで、教官が横に付いてひとつづつ教わりながら開けてくれました。そして、細やかにサーブしてくれるおかげで、びびぱんのワイングラスの底が見えることは一瞬たりともなかったのでした。ホテルがすぐ隣なので安心して呑めましたけどね。

ぐでんぐでんになってホテルの部屋に戻り、さっさと就寝。

 
 

(びびんば 2007/08/15)