びびぱん in 澳門/香港 2006 〜 ポルトガルの面影を求めてマカオ旅行、ついでに香港も 〜
 
9/18(mon) [1]
 
■ 9/18(mon):2日目[1] マカオ
 

● ボンディア、マカオ

マカオで目覚めるはじめての朝。今日も良い天気。

今回のツアーは朝食なしプランなので、朝は適当に茶餐廰(チャーチャンテン=食堂+喫茶店?)なんぞに入ってみようか、というのが昨日の晩びびんばとぱんだが出した結論。
とりあえずホテルを出て、何となくセナド広場まで歩いてみた。

しかし月曜の朝だというのに、開いている店がない。今日は祝日か?

セナド広場に着いても朝ご飯の食べることの出来そうな店で開いているのはマクド(注:関西弁)かスタバくらいのもので、これは困った。
観光案内所にも人はいないがドアの鍵は開いていたので、中に入って観光マップなどを物色。他にすることがなさそうなので、先に朝食後に行くつもりだった氹仔島(タイパ島)まで行って、そこで朝食を摂ろうということに決定。

丁度セナド広場の前でタクシーを降りるひとがいたので、そのタクシーを拾って「タイパ!」と言ってみる。すると運ちゃん、広東語であれこれ話して来るが当然さっぱりわからないので、多分「タイパ島のどこに行くねん。タイパ島言うても広いでえ。」と言ってるのだと解釈し、メモ帳に "官也街" と書いて見せると、運ちゃん、得心した様子。

びびぱんタクシー(勝手に命名)は、マカオ半島とタイパ島の間に3つ掛かる橋のうちの真ん中にあるマカオ・タイパ橋を渡り、大阪の南港のような埋立地を抜けて、10分程度で官也街に到着。
タクシー代は38HK$(約665円)でした。

 
タクシーから降りるとこんな広場
高層マンションだらけ
 
しかし振り向くとこんな感じ

● 茶餐廰で朝食を

びびぱんタクシーを降りると、運ちゃんも何故か一緒に降りてびびぱんの後をついて来た。と思ったら公衆便所に入って行きました。
この目の前の商店街のようなのが、タイパ島のメインストリート "官也街" らしいです。多分長さにして100mくらい?

とにかくお腹も空いて来たので、開いている店を探さなければ。
…しかしどこもかしこも閉まってるな〜。1軒だけ開いてるカフェがあってものすごいにぎわっていたが、本当にほかに開いてる店ないのか!?

ここでびびぱんの思い当たったこと。マカオは元ポルトガル領。ポルトガル人は夜更かしする代わりに朝がものすごく弱い。もしかしてマカオの人々もライフスタイルはポルトガル人化してるんじゃないか?

はぁ〜、と吾々もポルトガル人並みのため息をつきながら歩き続けると、1軒、開いている店がありました。ようやく朝食にありつける!

氹仔茶餐廰
Cafe Taipa

店の名前以外、何の情報もありません。
官也街から澳門運動場(マカオスタジアム)方面にちょっと歩いたところ、だったと思います。

店内にはサラリーマンや学校サボりの男子高校生のグループがぱらぱらと。 メニューは当然広東語なのでさっぱりわからない。ガイドブックや指差し会話帳を首っ引きで、何とかオーダーを決めました。

こちらはびびんばの牛スネ麺。
ドリンクセットにしてみると、何故かミルクティー(チャイ?)が…。見事に合いませんでした。
牛スネ麺は美味しかったですよ。チープな味で。

ぱんだはメニューを指差し、雲呑(ワンタン)麺を頼んだつもりが、猪手(豚足)麺が出て来ました。指差したメニューのひとつ下が豚足麺だったのです(笑)
「これ違う!」と言う語力も度胸もなかったので、おとなしくいただいておりました。

牛スネ面(ドリンクセット)16HK$(約280円)、豚足麺13HK$(約227.5円)。

ようやく空腹状態より脱出したびびぱんは、タイパ島に残るポルトガルライクな街をとくに目的もなくさまよいました。旅行前に購入したデジタル一眼レフも、ようやくここからが出番。

● タイパ島観光記1

 

官也街を抜けたところ。ここは昔の市場だそうです。広東語、ポルトガル語、英語、そして何故かニホン語で説明文がありました。しかし詳しい内容は憶えていません(笑)

(クリックすると大きなサイズの画像が開きます) (クリックすると大きなサイズの画像が開きます)
(クリックすると大きなサイズの画像が開きます) (クリックすると大きなサイズの画像が開きます)

おおう、この辺りは旧いヨーロッパっぽい路地が続きますなあ。なかなかステキです。歩いているとだんだんポルトガルの街並を歩いているような気分になって来ました。

かと思えば、突然こんなもの(←)があったりして、やっぱりここはアジアだったんだと思い出させられます。

自分達はいったい今どこにいるのか、だんだんわからなくなって来るという、かなり珍妙な体験をすることができる、これがマカオの魅力(魔力?)なのでしょうか…。

ちょっと立ち止まってガイドブックと地図を見ていると、近くにタイパ・ハウス・ミュージアムという、20世紀初頭のポルトガル風住宅を展示している博物館があるらしいので、行ってみることにしました。

● タイパ島観光記2

タイパ・ハウス・ミュージアムに着いたのですが、相変わらず閑散としておりまして、地元か香港辺りの学生と思われる観光客が1組いただけで、肝心の博物館は電気工事の最中のようでした。
うろうろしていて見つけたタイパ・ハウス・ミュージアムの案内板(ポルトガル語)をようく読んでみると、月曜日はどうやら定休日だそうです。

何でやねんー。

とりあえず閉まっている家の前で記念撮影を済ませ、ベンチで少し休憩してから、タイパ・ハウス・ミュージアムを後にしました。

またまた、とくに目的もなくふらふらとさまようびびぱんズ。
いやあ、タイパ島は良いところだ。気に入りました!
しかしこの日、官也街も閉まっている店が多かった。この辺り、月曜日はどこも定休日なのかなあ。

ポルトガル風民家とマカオの高層マンションの不思議な対比
(クリックすると大きなサイズの画像が開きます)
おお、土産屋さんにガロ発見!…と思ったら店は休みでした。おーい!
官也街にある市場 市場の中はそこそこ賑わっていました

まあ、歩き回っていると勝手にお腹は空いてくるもので、何となく昼食は飲茶クチだったびびぱん、協議の結果 、近くにあるホテル、皇庭海景酒店(ポウサダ・マリーナ・インファンテ)のレストランで飲茶を楽しむことにしました。

官也街からポウサダ・マリーナ・インファンテまでは歩いたのですが、ホテルの建物は見えていてもなかなか辿り着かない。しかも一部車道を歩かなければなりませんでした。
もしもタクシーを拾うことができるのであれば、さっさとタクシーを使った方が賢明のようです。マカオのタクシーは比較的安いので。

● びびぱん、本場の飲茶を初体験!

皇庭海景酒店
Pousada Marina Infante

Aterro COTAI, Marina da Taipa Sul, Taipa
TEL: (853)838333

http://www.pousadamarinainfante.com/

ホテルの2階にあるレストランのうちのひとつです。


9/18(mon)

***今日の昼食***
・飲茶@ポウサダ・マリーナ・インファンテ

今回の旅行に当たって、色々なマカオ(レストラン)情報を調べました。
旅行記よりも、マカオ又はタイパ在住の人の日記が多かったです。
そんな中で見つけたのが、マリーナ・インファンテの飲茶です。 ホテル着いて、飲茶をやってるレストランを探すのにまず一苦労。
なんとなくレストランを見つけて、たぶんここだろうとお店に入りました。
席に通されて、「○×△□※」と広東語で聞かれてなに聞かれてるかわからず、人数を聞かれてると思って、「トゥー」と答えて、それでもまた「○×△□※」と聞かれて「ヤムチャ」と答えてみたり。
結局、お店の人はそのまま去って行きました。
その間、メニューを見て、なにを食べるか検討する、びびぱん。
そこにお茶が運ばれてきました、ジャスミンティー。
「あ、ジャスミンティー、観光客オノボリ日本人用や」とびびんばが呟きました。
もしやさっき、「○×△□※」と聞かれていたのは「ヤムメーチャア(何茶にしますか?)」やったのでは?
時すでに遅し、びびぱんはオノボリになってしまいました。

飲茶のオーダーは記述式。
メニューの横に数を書き込みます。
写真が付いてるのもあります。
「あっ、これこれ澳門第一飽、おいしいらしいよ」
「腸粉、かぁ坊さんがよく食べてはったやつ」
初めの2つ3つはすぐに決まったのですが、あとがなかなか。。。
メニューと指差し、ガイドブックを見比べて悩んでしまいます。
そこに店員さんがやって来て、指差しとメニューを見比べて、これはこれよと指差して教えてくれました。
びびぱん、現地の人の優しさに触れてほっこり。
このおねいさんはその後も何度か来てくれ、地球の歩き方とか見て、「これ何?」(たぶん)、びびんば「ジャバニーズガイドブック」と話したりしました。
澳門第一飽は評判通り、おいしかったです。
ふわふわのあったかいパンの中に、甘辛い肉みそが入っています。
6個あったのにあっというまに食べてしまいました。
蝦餃子、蝦腸粉、湯葉で巻いて揚げたの、フカヒレ餃子どれもおいしかった。
デザートはこの旅行中に何度も食べることになる楊枝甘露。
さっぱりしました。

今日の朝食ではちょっとがっかりしたのですが、この昼食でかなり気持ちを持ち直しました。
この旅行の食事、きっとこの後もさい先良いでしょう!!

(by ぱんだ)


2人で117HK$(約2,047.5円)でした。満足〜。

 
   
 
 
 

(びびんば 2006/11/14)