びびぱん in 葡萄牙国 2005 〜 びびぱん はじめての里帰り 〜
 
8/11(thu)
 
■ 8/11(thu):1日目 大阪 → フランクフルト → リジュボア
 

● びびぱん@大阪

8月11日(木)早朝5時、びびぱん自宅で起床。
関西国際空港まではリムジンバスを利用しますが、リムジンバスの乗り場まではK社バスとK社電車を乗継がなければなりません。
今回時間が早いのでK社バスはまだ営業しておらず、リムジンバス乗り場まではタクシーを使うことにしました。
が、前日の晩、翌朝早朝のタクシーを予約しようにも、いくら電話してもことごとく予約はいっぱいか営業していないか乗車拒否(?)で、10件目くらいでようやく予約することが出来ました。
いかにも出発前から幸先が良いびびぱんの、旅のはじまりはじまり。

● 出国、フランクフルトへ

7時過ぎに関西国際空港着。
出発2時間前の7時30分にすんなりチェックインし、比較的レートの良い○井○友銀行での両替と、あらかじめネットで予約していた海外用携帯電話の受け取りを○TT○コモのカウンターで済ませる。
この日のレートは1EUR=142.04円でした(以下、この旅行記では1EUR=142円で表示)。
携帯は、昨年レンタルしたのと違い、カメラ付で、メール、インターネットもオッケーのやつ。

出国審査でゲートを通り、荷物を赤外線に通した後、審査官はびびんばのリュックに入ったペットボトルのお茶を取り出し、「中身確認していいですか?」。
それを聞いたぱんだ、「お茶飲まれる?」と思ったらしい。
実際は、機械の上に乗せて何かの数値を見ただけでした…。

ルフトハンザ・ドイツ航空LH741便、定刻から10分遅れの9時40分離陸。
ANAとのコードシェア便でしたが、機体はルフトハンザのものでした。

びびんばもぱんだもルフトハンザは初めて利用しましたが、機内のイヤホンで聴ける音楽番組の、クラシックとクラブミュージックの充実振りにびっくりしました。
「Club Music」はJazzanovaのDJ Mixで、「Club Mix」はBlank & JonesのPiet BlankのDJ Mixでした。
ほかにも「Lounge」のチャンネルがまったりしていてステキでした(ぱんだはこればっかり聴いてたみたいです)。
CDは、Sven Väth率いるCocoonの5thコンピ、Thomas Felmann、Alva Noto + Ryuichi Sakamotoなんかがチョイスされてるし、フランクフルト到着前に機内で流れたドイツの観光局が作ったヴィデオにはPaul van Dykが登場するし(後でクレジットをよく見てみると、PvD、ヴィデオの音楽を担当していました)、いや〜、さすがドイツです。

機内食も美味しかったし、客室乗務員もフレンドリーな感じで楽しかった。
そして何より、ロゴや黄色と青の配色など、ルフトハンザのスタイリッシュなデザインをすっかり気に入ってしまいました。

 
(左)にわかLufthansaファンのびびぱん (右)1回めの機内食

 
(左)2回めの機内食(びびんば) (右)2回めの機内食(ぱんだ)

た・だ・し、機内はめちゃくちゃ寒かった〜。
クーラーをとことん容赦なくがんがんかけるから、Tシャツ短パンびびんばは毛布にくるまって冬を待つミノ虫のようになりながら11時間半を過ごしました。
頑丈なドイツ人にはあれでもいいんかも知れんけど、こっちは繊細なニホン人でっせ〜。
これは辛かったです。

● EU入国、そしてリジュボア

定刻から5分遅れのドイツ時間14時10分(ニホン時間21時10分)、フランクフルト空港着。
乗継ぎ便まで5時間もあるので、とりあえずエリアBからエリアAに移動し、免税店を冷やかして化粧品の臭いに「くさっ!」と言ってみたり、酸っぱいミルクコーヒーを飲んだり、携帯からblogをUPしながら時間をつぶす。
長時間狭い機内に閉じ込められていたせいか、ひどい頭痛がびびんばを襲い、フラフラでしたが。

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心配していた乗継ぎは難なくクリア。
出発ゲートの表示を目指して歩けば入国審査に自然と行き当たるようになっていて、わかりやすかったです。
ドイツの入国審査官はやる気なしでした。
でも几帳面にニホン出国のスタンプの押してあるページを探して、その隣に入国のスタンプを押してくれました。
ちなみに、ぱんだの当たった入国審査官の押したスタンプは、パスポートからはみ出てました。

ドイツ時間19時10分、定刻通りLH2176便離陸。
TAPポルトガル航空とのコードシェア便で、機体はTAP。
今度は3時間ほどのフライトですが、やはり機内はクーラーがんがんで凍えそうでした。
機内食で出て来たターキーとマッシュルームのサンドウィッチが美味しかったです。
ポルトガルのパンは美味しいけど、小麦が違うのかしら、などと話してる間にリジュボア到着。
ポルトガル時間21時00分(ドイツ時間22時00分/ニホン時間12日5時00分)、定刻より10分早い到着でした。

 
(左)実際に乗ったTAPのエアバス (右)TAPの機内食のサンドウィッチ

● リジュボア夜の街、が…

ぱんだのスーツケースはすぐに出て来たものの、びびんばのスーツケースがなかなか出てこなくてやきもきしました。
リジュボア空港 Aeroporto de Lisboa の観光案内所 Turismo(以下「i」と表記)でリジュボアの地図をもらう。
バスはもう動いていない時間なので当然タクシーでホテルまで向かうわけですが、2F到着フロアのタクシーは観光客相手のボッタクリが多いと聞いていたので、3F出発フロアに止まっているタクシーをつかまえることにしました。
3Fのタクシー乗り場がどこにあるのか、わかりにくくてうろうろしましたが、ぱんだの昨年のかすかな記憶で無事発見。
運ちゃんに「ホテルムンディアル!」と告げると「Mundial? OK!」との返事。
運転の荒いポルトガル人にしては、意外とスムースな運転のタクシーでした。
1年4ヵ月振りに見るリジュボアの街を見て、「戻って来ましたなあ。」とびびぱん。
道も空いており、あっと言う間にホテルムンディアル Hotel Mundial に到着。
スーツケース2つをトランクに入れた分も加算して、8EUR弱(1,100円位?)でした。
3Fでタクシー乗ったのは正解だったかも。
運ちゃんに「オブリガード!」と言って別れました。

ムンディアルのフロントで予約バウチャーとパスポートを見せると、なにやら英語で長々と話される。
はじめはさっぱり分かりませんでしたが、何度も聞いてるうちに、どうやら部屋が満室で空いていないと言っているようでした。
「ノー・ルーム? オーバーブッキング?」「Sorry.」
なら最初っからオーバーブッキングって言ってよおおお、と思いながら、代わりのホテルの紹介を受けました。
Plazaというホテルのようです。
ここでぱんだが「スリー・ナイツ?」「Yes.」と、3泊ともPlazaなのか確認してましたが、よく見るとフロントのあんちゃんはPlazaへの紹介状に「2 Nights」と書いており、あわてて訂正してたそうです。
あぶね〜。
「ここから歩いてスリー・ミニッツだから!」とフロントのあんちゃんは得意げに(?)言うのですが、空港でもらった地図に印をつけてもらうと、どう見ても3分では行けそうにありません。
ムンディアルはロッシオ広場の近く、Plazaはリベルダーデ大通りを渡ってメトロのアヴェニーダ駅 Avenida の近くです。
ウソつけえええ、と思いながら、タクシーで送ってくれると言うので、ムンディアルを後にしました。
「タクシーのお金は払わなくてもイイから!」とフロントのあんちゃんはやはり何故か得意げに言うのでした。

ムンディアルから再び乗ったタクシーの運ちゃんは、リュック・ベッソンの映画『TAXi』まんまの、見た目もフーリガン風(?)の高速レーサー。
狭い路地道もびゅんびゅんとばしまくり、歩いてる女の子に「HaHaHaHaHa!」と茶々を入れる。
ポルトガル語で何やら話しかけてきたが理解できず、「シネーシュ?」だけ聞き取れたので、「ナオン、ジャポネシュ!」と答えると、「どこから来たんだ、ホンコンか?」。
ホンコンはニホンとちゃうやろ、と思いながら「オーサカ。」と言うと、何故か無口になりました。
大阪がどこかわからなかった模様…。

そんなおもしろタクシーは5分ほどでPlazaに到着。
フーリガン風運ちゃんから「Welcome to Lisboa!」と歓迎の言葉をいただき、がっちり握手して別 れました。
フロントでムンディアルの紹介状とパスポートを見せて、やっとこせチェックイン。
ガイドブックを見ると、リジュボア・プラザ Hotel Lisboa Plaza(☆☆☆☆)であることが判明(http://www.heritage.pt/en/hotellisboaplaza.htm)。
ムンディアルよりも高い価格設定のようなので良しとしておこう(笑)。
でも、「ホテルの部屋からサン・ジョルジェ城が見えるかも知れない」というロケーションがあああ…。
まあ、予約の時点で城の見える部屋とかいうリクエストは受け付けていないそうなので、当然城の見えない部屋に当たる確率の方が高かったわけですが。

 
(左)リジュボア・プラザ504号室 (右)リジュボア・プラザ

504号室に入り、荷物を置くと、時計はすでに22時をまわっていました。
大阪の自宅を出てからホテルの部屋に着くまで24時間以上…。
やっぱり遠い国なんですね、ポルトガル。

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(びびんば 2005-08-21)