びびぱん in 葡萄牙国 2005 〜 びびぱん はじめての里帰り 〜
 
8/16(tue)[2]
 

■ 8/16(tue):6日目[2] ポルト

 

● ポルト歴史地区歩きまくり

ドン・ルイス1世橋のたもとのごつごつした階段を登って、カテドラル経由、入りくんだ歴史地区をぶらり徘徊。

 
(左)路地をふらふら… (右)行き止まり?


ポルト犬「ええ天気ですなあ。」ポルト猫「そうでんなあ。」

 
(左)どこまで行っても迷路 (右)毎日ここに座ってた物売りのおばあさん

行くあてもなく歩いてるだけで楽しかったですが、ぼちぼち小腹が空いて来たので、ボリャオン市場方面 に戻って昼飯にすることにしました。

● ポルトの庶民的昼食

様々な食材などが集まるという「ボリャオン市場」は、楽しそうなのでぜひ一度覗いてみたかったのですが、どうも入口と思われる南側の大きな門が閉まってるような感じだったので、あきらめたびびぱん。
…しかし後から思うと横から人の出入りもあったし、どうも反対側が本当の入口だったような気がしないでもない。このあたりも、リジュボアと違ってポルトの事前のリサーチの甘さが…(だってポルトの情報って少ないんだもん)。

ポルトで行きたいレストランはまだまだたくさんあったのですが、第一候補は、私びびんばが個人的にずっと食べたくて仕方がなかった「ビファナ」を食いに、ポルトいちのビファナ屋という呼び声も高い「CONGA」へ。
ちなみにビファナとは、まあ豚肉バーガーのことですな。名前だけ見ると牛肉みたいな感じですが。

実は昨日、ガイドブックの地図を頼りに、同じ場所を行ったり来たりしながら、CONGAの店の場所を確かめていたので、店まではスムースに到着。しかし昼どきだったからか、地元人の行列が店の外まではみ出ていてびっくり! 小汚い、ちっちゃい店なのに…。
そこで一旦CONGAをあきらめて、第二候補の、こちらのページで紹介されていてぱんだがずっと気になっていたという「Bem Bom」という店を探すことに。

Bem Bomは、ボリャオン市場の北側にあっさりと見つかりました。が、ここにも観光客と思わしき数人が店の外で入店を待っており…。
だんだんと空腹感が増して来て、若干殺気立って来たびびぱん約2名、同じ並ぶのならばと、最初に行ったCONGAに戻って、行列の最後尾につきましたとさ。

並びながら店の中を見てると、寸胴鍋でぐつぐつどろどろと煮込まれた豚肉が、次々と白パンに挟まれて客席に運ばれている。これは旨そう! びびんばの期待が高まってきたで〜。でも鍋の横でたまに揚げられている、エイリアンの唐揚げみたいなものも気になる…(聞けなかった)。

ミスター・ビーン似の店員にようやく席に案内されて、ふらふらになりながらビファナを2つ、カルドヴェルデ1つ、びびんばのフィーノ(グラス入り生ビール)、ぱんだのミネラルウォーターを注文。
後から来たポル人の太ったおばちゃんと相席になり、色々と話しかけてくれました。が、例によって「シネーシュ?」しか聞き取れませんでした。ポルトガル語、もっと理解できるようになりたいですね…。

あ、ビファナは旨かったですよ〜。思った以上に中の肉がジューシーで、ぱんだも満足だった模様。店員のにーちゃんにもおかわり聞かれたけど、あれはもっと食っときゃ良かった! ちと後悔。
そう言や隣のおばちゃんはおかわりしてたな。その時店員が「やっぱり食うんかい。」という顔でニヤリと笑ったのが印象的でした。あと、そのおばちゃんの飲んでた赤い飲み物は、もしかしてぱんだの好きなラズベリーのビールではないのかなあと気になってたのですが、結局ぱんだは聞けず仕舞。
あと店内の様子は、カウンターはおっさんばっかりでしたが、中のレストランは若い人や女性も多かったです。

ビファナ×2 3.20EUR(約454円)
カルドヴェルデ 1.20EUR(約170円)
フィーノ(グラス入り生ビール) 0.90EUR(約128円)
ミネラルウォーター 0.75EUR(約107円)

ぱんだのリアルタイムblog >>

 
(左)ビファナ屋CONGA (右)ビファナとカルドヴェルデ

● 煙とナントカは…

軽めの昼食が済んだのは14時前。いよいよ次は、ポルトのランドマーク、街のどこからも見えるあの「のっぽの塔」の塔のあるクレリゴス教会へ向かいます。
クレリゴスの塔は76mもあるらしく、この高さはポルトガルいちだとか。
ちなみにクレリゴス教会はびびぱんの宿泊したホテル・パリスからは歩いてすぐの距離で、この3日間、何度も前を歩いてたんだけど、実際に塔に登るとなると入口がわかりにくくて、2人で述べ6周ほどしちゃいました。

クレリゴスの塔の入場料は1人1.50EUR(213円)。入口のおっちゃんは吾々の顔を見るや
「イッテンゴ、イッテンゴ。サンユーロ。」
とニホン語で入場料を教えてくれました。
おっちゃんの言う通り2人でサンユーロ払うと、
「アッチ。」
とまたニホン語で、塔を登る階段を指差してくれました。
吾々はそのおっちゃんに「オブリガード。」ではなく「アリガトウ。」とお礼を言って、塔を登ったのでした。

ひと2人すれ違うのも困難な狭い階段(→)

塔に登る階段は幅がめちゃくちゃ狭くて、そして急。上から降りて来るお客さんとすれ違うのも一苦労。そして初めからわかってたことではあるが、76mもの高さを上まで歩いて登るのは、やはりキツかった。
登り続けるに連れて、次第に無口になっていくびびんばとぱんだ…。

それでも、なぜか昔から高いところの好きなびびぱん、目的に向ってひたすら登り続けましたよ。

そして遂に塔頂上の円形のバルコニーに到着! そこから見えた景色は…。

なんということでしょう!(←加藤みどり風に読んでください。)

ば〜ん!

ば〜ん!!

ばば〜ん!!

と、ご覧の通り、見事な眺望!!
ポルト市を見渡せる360度の大パノラマ!
これはもうサイコーです。とにかくめちゃくちゃ気持ちがいい!

あのオレンジ屋根の歴史地区も、上から見るとまた違った趣がありますねえ。びびぱんは塔の周りを囲むバルコニーをぐるぐるぐるぐると何周も何周もしてしまいました。
この景色は、ポルトを訪れた際には是非是非体験していただきたい、とびびぱんは強くオススメします。びびんば個人的にも、今回のポルトガル旅行のベスト・ビューは、このクレリゴスの塔から見たポルトの街並でした。次回ポルトを訪れることが出来れば、きっと必ずまた登りますよ!

ただ、高いとこ苦手な人には恐いかも知れませんね。何せこの塔のバルコニーの壁、子どもなら簡単にすり抜けて下に落ちてしまいそうな、大きな隙間だらけでしたから(なので、子ども連れの旅行者はくれぐれもご注意を)。でもそういうところを塞いだりフェンスを設置したりしないのが、ポルトガル流なんでしょうね。

● ポルト市内歩きまくり

どれ位の時間クレリゴスの塔の上にいたのかわかりませんが、高いところから見るポルトの街の絶景に大満足して、教会を後にしました。

テニスボールをくわえたぶさいく犬(→)

再びサン・ベント駅の前までやって来たので、何となしに駅構内をうろうろしました。
アズレージョはもちろんですが、駅って賑やかで良いですね。おとついのことながら、列車でこの駅にたどり着いたことがはるか昔のような気になりました。

サン・ベント駅を出て、またバターリャ広場までの坂道を登りました。
結局、吾々びびぱんのポルトの行動範囲って、ほとんどサンタ・カタリーナ通 りが中心になってましたね。次回がもしあるのであれば、最初っからこの辺りのホテルに泊まると便利かも知れません。

さて、この日も午後からの日射しは強くて、まあ暑い1日だったわけですが、そこはやはりニホンの蒸し暑さとは無縁で、日かげに入ると涼しいんですね。バターリャ広場に集う若人たち、じゃなかった、じーさんたちも、日かげに固まって井戸端会議を開いていました。その絵はまさにハンチングの群集。遠くから見るとつい指を差して笑ってしまいました。
この国のじーさんたちは、ほんとーにおしゃべりがお好きなようです。
吾々びびぱんもハンチングをかぶっていたので、しばしじーさん達にまぎれて日かげで涼んでみました。すぐ飽きました(笑)。
そこでじーさんたちの写真を撮ろうとしたのですが、いきなりカメラを向けるのも失礼かと思い、狙いを定めたじーさんの近くにぱんだを歩かせ、ぱんだを撮るふりをしてじーさんをフレームにおさめる、という作戦に出ました。以下、その成果 。

 
(左)日かげに集まるポのじーさんの図 (右)中にはひとりがお好きなお方もおられるようですが…

 
(左)やっぱりみんな集まって来ます (右)決して祭りがあったわけではありません

じーさんズ撮影会も無事終了し、バターリャ広場からサンタ・カタリーナ通 りへ。
1ユーロショップ(やっぱりあるんですね、ヨーロッパにも)、リジュボアにもあった黒猫のマークの雑貨屋さん(名前は何だっけかなあ)、そして同じくリジュボアでお世話になったポルックスなどのお店を見てまわりました。
ポルックスでは、リジュボアでぱんだが惚れ込んだティーセットに再び遭遇。
これはもう運命の出合いとばかりに強く購入を主張するぱんだ。
持って帰るのが大変やし、ニホンまで送るほどのものでもないやん、とびびんば。
結局、ニホンに帰ってから、ぱんだがずっと前から欲しがってた柳宗理のティーポットとカップ&ソーサーを買うということで、この場はおさまりました。
(帰国から半年後の2006年2月にようやく購入しました。)

 
(左)謎のフライパン (右)サンタ・カタリーナ通りのにぎわい

昼が軽いビファナだけだったので、びびぱん、ちょっと小腹が空いてきた(早!)。
昨日夕食を取るつもりで行ってみたところ、レストランの方は休みだった、ボリャオンの菓子屋 Confeitaria do Bolhao でお茶することに決めて、ボリャオン市場方面 まで戻りました。

● おやつの時間

ボリャオンの菓子屋は、店の入口付近がお菓子屋になっている。お菓子といっても菓子パンやパウンドケーキのたぐいの素朴な南蛮菓子がガラスケースに入っており、結構混雑していた。
そこを抜けると左手に昨日入れなかったレストランの入口に降りる階段があって、さらにその奥がパステラリア。今日のお茶はこのパステラリアで、というわけです。

店の奥のパステラリアもかなり混んでたけど、なんとか空いてるテーブルを見つけ、店のにーちゃんをつかまえて注文。びびんばはガラオン、ぱんだは店の壁に貼ってたSumo Laranja(オレンジジュース)。注文してる間、ぱんだは店の入口に並んでいる菓子パンなんかを見に走って行きました。
と思ったら、何か食べたいものを見つけたのか、向こうの方ででびびんばが注文した店のにーちゃんに何か伝えてるのが見えました。
やって来たのはナタと、コロッケみたいなもの。
聞くと、リジュボアのボられた(?)パステラリアで食べたパステイス・デ・マリスコが美味しくて、是非リピートしたかったのだという。
ここのオレンジジュースは美味しかった。しぼりたてって感じで味が濃くて。ちろんナタもコロッケも美味しかった。
という感じでおやつ終了。

今日のおやつ(→)

で、レジでぱんだがお金を払って、「えらい安かったわ〜。」とよくレシートを見ると、飲み物代しか付いておらず、食べ物がタダ食い状態。
店のにーちゃんはどっか行っていないし、レジのねーちゃんにポルトガル語でそのことを伝えることも出来ず、食い逃げ気分で申し訳ないことをした。
ごめんなさ〜い!
(パステイスを買いに行った時お金を払おうとしたら、「テーブルの飲み物と一緒でいいよ!」と言われたらしい。)

ガラオン 0.70EUR(約99円)
オレンジジュース 1.50EUR(213円)
パステイス・デ・ナタ 0.00EUR(0円)
パステイス・デ・マリスコ 0.00EUR(0円)

だからと言うわけではないのだけれど、明日の朝(いよいよ帰国!)は出発が早くてホテルでの朝食も取れないので、明日の朝食べるパンをいくつか買った。かわいらしい箱に入れてくれました(こんなの)。

● びびぱん、ポルト最後の街歩き

ここからは、びびぱん自分達のためのおみやげショッピングタイム!

先ずは再びサンタ・カタリーナ通りの生活雑貨のスーパーポルックスに戻って、ガラオン用のガラスコップ3つセットと、おそらくパンやチーズを切るためのまな板3枚セットを購入。
ガラオン用の細長いスプーンも探したけど、残念ながら見つかりません。

同じくサンタ・カタリーナ通りのfnacでは、びびんばがCDを3枚購入。
VA - Portugal Remix (Som Livre/2005)
VA (a selection by D'Jay Rich) - Clubbing Tour (Som Livre/2005)
Mariza - Transparente (EMI Music Portugal/2005)

そのあとサンタ・カタリーナ通りを登って、左に曲がったあたりに業務用の調理器具などの店を見つけ、ぱんだは目を光らせて入店。奥が深い細長い店でしたが、ここでガラオン用のガラスコップとセットで使えそうな細長いスプーンを見つけ、無事3本購入しました。

そんなこんなで、びびぱん、ポルトガル2005最後の街歩きを終えたのでした。

今日はポルトガル最後の観光日だったので、いつも取っていたシエスタも取らずに出歩いていましたが、夕食まで少しの間ホテルに戻り、それぞれスーツケースの中身を整理。何しろ明日の早朝にはもうこの国を発つのですから…。
おみやげを買いすぎて、スーツケースにおさめるのが大変でしたが。

ポルト最後の夕食は、吾々が宿泊していたホテル・パリスの並びにあるレストラン、セントラル・ドス・クレリゴス Churrasqueria Central dos Clérigos へ!
今度こそにぎわったレストランでポルトガル人の雰囲気を感じながらの楽しい食事にしたかったので、ホテルでだいぶとねばりました。と言っても、19時30分にはホテルを出てレストランに向かったのですが…。

● ポルトの庶民的夕食

セントラル・ドス・クレリゴスは、ホテル・パリスを出て左に登った1つめの十字路の左側の角にあります。ちなみにこの角を曲がってまっすぐ行くと、昼間登ったクレリゴスの塔のあるクレリゴス教会にたどり着きます。

だいぶねばったとは言えやはりまだ19時半、レストランは案の定客のまばらな状態。だいたいこの店、レストランというより「食堂」ですよ。店の入口付近のテーブルでは、おそらく顔なじみの地元のオヤジ達が魚の塩焼きや店の名物であるフランゴ・アサード(鶏の丸焼き)をアテに、ビールやワインを飲んで盛り上がっておりました。いやあ、こういう雰囲気、イイですね。

びびぱんは店の奥のテーブルに陣取り、フランゴ・アサード1羽、ソッパ・デ・レグーメス(野菜スープ)2つ、サラダ・ミシュタ(ミックスサラダ)1皿、そしてヴィーニョ・ヴェルデを注文。
店のオヤジはでっぷりと太った赤ら顔のフレンドリーなおっちゃんで、吾々のつたないポルトガル語の注文にひとつひとつウンウンとうなずきながら注文を取ってくれました。
「バタタ(ポテト)はいらんのか、サラダなんてやめとけ。」などとも言われましたが、ぱんだの「野菜食わせろ。」ビームにより、丁重(?)にお断り。ポルトガル飯は確かに旨いですが、気をつけないと野菜不足になってしまいます。

そうこうしてるうちに、店のテーブルはどんどん埋まって行き、吾々のテーブルに料理が運ばれる頃にはあっという間に満席状態になっていました。汚い店でしたが実は人気店だったのな。
客層はほとんどが地元客でしたが、吾々みたいな観光客も数組いたみたい。この店の人気の秘密は、後に判ることになります…。

先ずはパン。手をつけなければタダですが、お腹が空いてたので1つずつ頂きました。
ヴィーニョ・ヴェルデはよく冷えててウマス!
次にソッパ・デ・レグーメスとサラダ・ミシュタが登場。そう言えば、サラダ・ミシュタを注文するのはずっとぱんだでした。ぱんだの「サラダ・ミシュタ。」もだんだん上手くなったような気がします。
スープも野菜の味がおいしかった。が、サラダは正に生野菜。玉ねぎが水さらしされていないのか、めちゃ辛かったっす。ぱんだはよう食べれませんでした。びびんばは辛い野菜好きなので「かれ〜。」とか言いながらもりもり食いましたが。

そしてチキンですが、表面はカリカリにやけてて実に香ばしい。鶏の身もしっかりしてて…いや〜旨かった!
リジュボアで食べたボンジャルディン Bonjardim の鶏は、外はこんがり・中はジューシィという感じでしたが、このセントラル・ドス・クレリゴスの鶏は外も中もしっかり焼けてて、これまた違った美味しさでした。
次回ポルトを訪れる機会があれば、是非ともリピートしたい食堂です。

 
(左)セントラル・ドス・クレリゴス (右)サラダ・ミシュタとフランゴ・アサード

食後、店のオヤジが「カフェ?」と聞いて来たので、ぱんだはいつものごとくガラオンを注文しましたが「Não.」、メイア・ドゥ・レイテも「Não.」と言われてしまい、びびんばと同じく「シンバリーノ!」
びびぱんの協議の結果、「この店、牛乳置いてないんとちゃうか。」という結論に落ち着きました。

いわゆるエスプレッソコーヒーはリジュボアなんかでは「ビッカ」と言いましたが、ポルト以北(?)では「シンバリーノ」と呼ぶそうです。同様に、グラス入り生ビールはリジュボアでは「インペリアル」、ポルトでは「フィーノ」でした。特にポルト人はリジュボアに対抗意識を持ってるらしいので(大阪人から見た東京みたいなもんでしょうか…)、ポルト式に注文してあげるとたいへん喜ばれました。

デザートはびびんばはサラダ・デ・フルータ(フルーツサラダ)、ぱんだはプリンを頼みましたが、何故かメニューのプリンの写 真を指差しながら「メラオン、メラオン。」(メラオン=メロン)
店のオヤジもびびんばも苦笑。
ちなみにプリンではなくプリン味のアイスクリームでしたが、ポルトガルのメジャーなお菓子企業「Olá」の製品でぱんだがっかり…。(「Olá」はニホンで言うと「ロッテ」みたいな感じですかね。)

そして会計してみてびっくり。
これだけ飲んで食ってデザートにコーヒーまで頼んでも、この旅行の中で一番安くついた夕食でした。
そりゃ、人気店だわな。おそるべし、ポルトの食堂…。
これだけ安かったら、2つしか食ってないパンが4つ食ったことになってても許してやる(このいいかげんさもポルトガル流か)。

Sopa De Legumes(野菜スープ)×2 2.00EUR(284円)
Vinho Casa(自家製ヴィーニョ・ヴェルデ) 3.50EUR(497円)
Frango Inteiro(焼き鶏1羽) 6.00EUR(852円)
Pão/Broa(パン)×4 0.80EUR(約114円)
Salada Mista(ミックスサラダ) 3.00EUR(426円)
Gelados(プリン味アイス) 1.80EUR(約256円)
Salada De Fruta(フルーツサラダ) 1.50EUR(213円)
Café(エスプレッソ)×2 1.00EUR(142円)

ぱんだのリアルタイムblog(+帰国後追記)>>

● しみじみ、最後の夜

まっすぐホテルに戻り、クレイグ・アームストロング似のフロントのひとに、明日の朝4時にチェックアウトすることと、そのときにタクシーを呼んでほしいことを、あらかじめ電子辞書で調べておいた英語の例文を並べて伝えると、「ボクはその時間はいないけど、マイフレンドがココにいるからノープロブレム! タクシーも呼んで1ミニッツだから!」とかいう返事だったので、ホンマかいなと一抹の不安を抱きながら、部屋に戻ったのでした。

もう明日でこの国ともおさらばなんだなあ、とびびんばもぱんだも少ししんみりして、また来ることができるだろうかと考えながら、明日起きてすぐホテルを発てるよう荷物を整えていると、何やら表でバリバリとものすごい音が! 何事かと思い2人でバルコニーに出ると、ワイルドなゴミ収集車が乱暴にゴミをかき集めておりました。そしてその後ろにはあっという間に交通 渋滞。クラクションも鳴り響きます。
しばらくしてゴミ収集車も立ち去り、自然と渋滞も解消されたようです。

 
(左)夜中に轟音を上げながらゴミを集める収集車の後ろには渋滞の列が…(先頭のゴミ収集者のいる十字路の左側が夕食を取った食堂セントラル・ドス・クレリゴスです) (右)収集車が通 りすぎるとまた静かな夜の街へと戻りました

ようやと静けさを取り戻し、ぱんだは先に風呂に入りました。
びびんばはバルコニーで、ひとり夜のポルトの街を、いつまでもいつまでも、ただ、ながめていたのでした。

びびんばのリアルタイムblog >>

 
 

(びびんば 2006-03-05)