びびぱん in 葡萄牙国 2005 〜 びびぱん はじめての里帰り 〜
 
8/15(mon)[2]
 

■ 8/15(mon):5日目[2] ポルト

 

● 帰還

(前回までのあらすじ)
ポルトのヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアをうろつき回ったびびぱん、ドン・ルイス1世橋を渡ってカイス・ダ・リベイラ方面 に戻り、橋のたもとに乗り場のあるハイテク・フニクラ(ケーブルカー)で街までひとっ跳び!

…で、ここはどこ?

とりあえず、道なりに歩いて行くことにしましたが、持ってるガイドブックの地図は大ざっぱであまりアテにはならなさそう。
引き続き「フニクリ♪フニクラ♪」と歌ってるぱんだに「それ『オブラディ・オブラダ』ちゃうん?」という愛のないツッコミを入れたところ、自分の天然具合に気付いて恥ずかしかったのか、しばらく無口になったぱんだでした。
右手に見えたちっちゃいバス操車場を通り過ぎてさらに歩くと、ちょっとにぎわった大きな広場に出ました。
並んでるホテルの名前なんかを見て、どうやらここが「バターリャ広場」であるということがわかりました。
するってえと、先ほど通り過ぎたしょぼいバス車庫がポルトのバスターミナルかいな???
(後日、ガイドブックの地図や「bric-a-brac」のayaさんの旅行記の記述を総合して判断するに、あれがポルトのバスターミナルであることはおそらく間違いないであろうと思われます。)

 
(左)バターリャ広場に到着! (右)教会の日陰で一服するひとたち


坂の街ポルト!(バターリャ広場から見た1月31日通り)

● コラボのおかげで美味しい昼食

バターリャ広場を抜け、サン・ベント駅に戻る1月31日通りを左に見ながらさらに直進すると、ポルトのメイン・ストリート「サンタ・カタリーナ通 り」に到着!
本日の昼食はサンタ・カタリーナ通りにあるショッピングセンター「ヴィア・カタリーナ Via Catarina」ですませる予定でした。
いつもこころにEUROPAさんオススメのポルトガルのスープ・チェーン「Loja das Sopas」が、ヴィア・カタリーナのフードコートにも入ってることを山さんに教えてもらっていたので。
(ちなみにそのやり取りは当サイトのBBSにて行なわれました。何コラボ?)

ヴィア・カタリーナはコギレイなお店がたくさん入ってて、地下1階にはスーパーマーケットやCD屋さんも。
フードコートは最上階で、吹き抜けフロアのエスカレーターで登りましたが、飛行機だかヘリコプターのおもちゃのデモが子ども達に大人気でした。

フードコートをぐるっと1周すると、見つけましたよ、「Loja das Sopas」。
さっそく2人で壺みたいな鍋の中身を覗き込もうとすると、店員のお姉ちゃんがレジの隣にあるお盆を持つよう指し示し、鍋の中身を、ふたを開けて見せてくれました。
ぱんだはSopa de Legumes(野菜スープ)、びびんばはSopa de Pedraという茶色いスープを指差し、それぞれどんぶり大の器に注いでもらいました。
スープにはこぶし大の白パンが付いていました。
ぱんだの野菜スープ、野菜の甘みがしっかり出ていて美味しかったようです。
びびんばの茶色いスープにはチョリソ、モツ、パスタなどがぶち込まれており、バカウマ!
で、調べてみると、「Sopa de Pedra」とはかの有名な「石のスープ」のことであった。
満足!
いつもこころにEUROPAさん、山さん、オブリがとう!!

しかし見てると、「Loja das Sopas」よりも、同じコート内にあるケンタッキーフライドチキンのほうが客が入っていたなあ。
うーむ、謎である…。

野菜スープ Sopa de Legumes 2.50EUR(約368円)
石のスープ Sopa de Pedra 2.60EUR(約382円)
生ビール Imperial 1.00EUR(147円)
アイスレモンティー 1.00EUR(147円)

ぱんだのリアルタイムblog >>

 
(左)ショッピングセンター「ヴィア・カタリーナ」 (右)「Loja das Sopas」のスープ

● 探検隊の短い休息

軽く昼食をすませた後は、「ヴィア・カタリーナ探検隊」の任を受けたびびぱん、一通 り入ってる店をのぞき回って、それから地下1階のスーパーマーケットに。
外国のスーパーマーケットは何故か楽しいものですね。

 
(左)ポルトガル製クノール (右)バカリャウ!

ヴィーニョヴェルデ赤(750ml瓶)、オリーブオイル、塩、コーヒー豆、パテ、バカリャウの缶 詰、クノールなどごっそりと65.78EUR(約9,670円)分を買いあさって、びびんばのリュックに詰め込みました。
入りきらない分はスーパーのビニール袋を2重にして両手にぷら下げ、ホテルまで歩いて帰りました。
余りの荷物の重さに腰が折れるかと思いましたよ。
そしてようようホテルにたどり着くと、すぐさま昨日の晩に出来なかった洗濯を…。

洗濯後、部屋で一息ついてると(つまり本日もシエスタ)、ルームメイクのおばちゃんが来たので部屋を明け渡してあげた。
真っ昼間に部屋に残ってる客は珍しいのだろうか。
昨夜、棚がぐらぐらしていたため滑り落ちて割れてしまった洗面所のガラスのコップも、きれいに片付けてくれたのでチップを渡したのだけれど、えらく恐縮された。
昨日も枕元に置いておいたのだけれどそのままになってたし、ランク的にチップなしでも良かったホテルだったのかな。
チップの感覚は、結局、旅の最後までわからず仕舞だったびびぱんでした。

● ポルトで外せない観光名所に行って来ました!

昼が軽めだったせいか、びびんばは早くも小腹が空いてきたので、シエスタも早めに切り上げて、早めの夕食に出かけることにしました。
その前に、今回ポルトでどうしても行ってみたかった「とある場所」まで歩きました。
途中、食器や調理用具の店の集まる、まるで大阪の「道具屋筋」のような一角がありましたが、あいにく祝日のため閉まってる店ばかりで、ぱんだは非常に残念そうでした(問屋街だったのかな…)。

目的の場所は、程なく見つかりました。
山さんと AKIRAさんの2人のニホン人が厨房に立つレストラン/バー、「GIRA PRATOS」です。

 
(左)道を歩いてると唐突に現れたGIRA PRATOS (右)店内を激写 !

8月は店が休みで閉まっていて、山さんもニホンに一時帰国しているのは知っていましたが、せっかくなので(何がせっかくなのか?)店だけでも見に行くことにしたのでした。
営業していないレストランの前で執拗に記念写真を撮るびびぱん…。
その姿は近所の人たちにとって、怪しいことこのうえなかったでしょう。
人通りがほとんどなかったのが幸いでした。

びびぱん的観光スポットをまたひとつクリアし、あらためて夕食に。

 
(左)何の建物かわからんけど立派なアズレージョ (右)路地でサッカーに夢中の悪ガキたち


通りかかった鳩公園(勝手に命名)にて 鳩はポルトガルでも平和の象徴なのでしょうか…

● レストランを貸し切って満腹夕食

この日の夕食は、「ボリャオン市場 Mercado do Bolhão」の近くにある「ボリャオンの菓子屋 Confeitaria do Bolhão」というお菓子屋兼パステラリアが、店の奥はレストランになっているのでそこで定食を、と思っていたのだけれど、行ってみると、パステラリアは営業していたけどレストランの方は祝日だからなのか休みでした。
本当は、びびんばが入ろうとしたら店員に止められて、なにか言われたけど理解できず、そういう風に理解しただけですが。

そんなわけで仕切り直し。
祝日であることと、まだ時間が早いことも考慮して、ガイドブックに載っていた「アバディア・ド・ポルト Abadia do Porto」という、観光客向けと思われる大バコ店鋪に行くことにしました。
店の前に着いたのはまだ17時半位だったように思うのですが、外にメニューも出ていたし、おっ、営業してるやん♪、と思って店のドアに手をかけると…。

鍵が閉まってる。

でも「腹へったー!」「開けんかーい!」とドアノブをがちゃがちゃやってると、奥からレストランのひとが出てきて開けてくれました。
まだ店内の電気も点いておらず、明らかに準備中といった様子で、店員はビールを飲んでゆっくりしていたところだったみたいです。
ちょっと悪いことした気になりながらも、2人の空腹感の方が勝ち、早速注文。

アバディア・ド・ポルト(→)

頼むものは店の外のメニューを見てだいたい決めていたので、さくさくっとオーダー。
ミックスサラダ Salada Mista、リジュボアのボンジャルディンで美味しかったカンジャ Canja(鶏スープ)、まだポルトガルに来て食べてなかったバカリャウの焼いたん Bacalhau na Brasa 1/2、同じくポルトで食べておきたかったトリパス(モツ煮込み)Tripas 1/2、ワインはヴィーニョヴェルデの赤1/2。
ワインをハーフにしたのは、やっぱり疲れてたんだと思います。

先にお通し Entrada で出てきたのが、これまた食べてみたかったたこサラダ Polvinho Salsa
手をつけなければ料金はかかりませんが、腹がへっていたこともあり、食べてみました。
まあシンプルな味で、料理が出て来るまでのヴィーニョヴェルデのアテに丁度良かったです。

ミックスサラダはレタス、にんじん、玉ねぎ、トマトにオリーブオイルと酢をかける典型的なポルトガルのサラダ。
カンジャは、この店では米ではなくパスタが入ってました。

で、どかっ、どかっ、とやって来たバカリャウとトリパス。
特にトリパスは、半量でこれかい、とうならせる量でした。
量はアレですが、トリパスには米も付いてて、一緒に食べるとめちゃくちゃ旨い!
残念ながら完食には至りませんでしたが、いやー、これはくせになる味ですね。
バカリャウはシンプルな塩味で、香ばしくて美味しかったです。

 
(左)たこサラダ、ミックスサラダ、カンジャ (右)バカリャウ(じゃがいもに隠れて見えませんが)とトリパス

ヴィーニョヴェルデ赤 Ponte Barca 1/2 3.00EUR(441円)
たこサラダ Polvinho Salsa 5.00EUR(735円)
ミックスサラダ Salada Mista 2.00EUR(294円)
鶏スープ Canja 1.20EUR(約176円)
焼きバカリャウ Bacalhau na Brasa 1/2 11.50EUR(約1,691円)
モツ煮込み Tripas Abadia 1/2 7.00EUR(1,029円)

たこサラダの値段にびっくり!
美味しかったけど、やはりお通しは手をつけない方が良いかも…。

19時頃、アバディア・ド・ポルトを出ました。
外はまだ当然明るくて、店には2組目が入ってきたところでしたが、何時位からわいわい盛り上がるレストランになるのでしょうか…。
大バコ店鋪、ほぼ貸し切り状態の夕食でした。

ぱんだのリアルタイムblog(+帰国後追記)>>

(帰国後、某所で「アバディア・ド・ポルトがつぶれてなくなった。」という噂を聞きました。本当ならちょっと寂しいですね。何かご存知の方、おられましたら情報をお寄せください。)

2005-12-18追記:
先日、わざわざ見に行ってくださった山さんから頂いた情報によると、アバディア・ド・ポルトは変わらず営業していたそうです。
山さん、貴重な情報をありがとうございました!

● いまはおやすみ

さて、2人とも苦しすぎる腹をさすりながら、サンタ・カタリーナ通りを徘徊。
「マジェスティック Majestic」という老舗のカフェが雰囲気もよさそうだったので、食後のお茶をしました。

マジェスティックの店内(→)

テラス席に座ろうとしたらちょうど埋まってしまって店内に座ったのだけれど、店内の方が豪奢な雰囲気が味わえて良いと思います。
頼んだのはガラオンだけでしたけど。

ガラオン Galao ×2 3.30EUR(約485円)

夕暮れ時のサンタ・カタリーナ通りを再び徘徊し、ヴィア・カタリーナのスーパーマーケットで水を買ったりして、明るいうちにホテルに帰りました(ホテルに戻ったのは21時位 )。

 
(左)夕暮れ時のサンタ・カタリーナ [1] (右)夕暮れ時のサンタ・カタリーナ [2]

びびんばのリアルタイムblog >>

ぱんだがシャワーしてる間にびびんばは携帯からblogをUPしたりしてたんだけれど、風呂にも入らず、知らない間に寝てしまっていました。
この旅も終盤戦、だいぶお疲れの様子です。

 
 

(びびんば 2005-11-06)